2012/01/14

鶴見川を渡る東横線Ⅲ

今となっては、JR東日本をはじめとして首都圏の通勤電車は、ステンレス製の銀色の電車がほとんどになりましたが、昭和50年代頃には普通鋼製の電車が一般的で、ステンレスカーといえば東急というイメージがありました。
東急では、1962年にデビューした先代7000系から、アメリカのバット社から技術を導入したステンレスカーを傘下の東急車輌で製造していました。その後7200系や東横線の主力だった8000系、今でも田園都市線の主力となっている8500系と発展していきました。
国鉄が1985年に山手線に205系を投入する際に、東急車輛は他メーカーにステンレス車体の製造技術を公開したそうですね。その後次々とステンレス車体の電車が製造され、JR東日本では新津車両製作所という自前の工場を持つに至りました。
先日JR東日本が東急車輌の経営権を取得するという報道がありました。時代は流れますね。ちなみに写真の東急9000系は1986年にデビューしたもので、205系とは同世代ですが、制御方式はVVVFインバータ制御と一歩進んでいましたね。
【撮影:佐野次郎 2012.1.9 大倉山ー綱島間】

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