三軒茶屋と下高井戸を結ぶ世田谷線は、閑静な住宅地を縫って走っていきます。車両も近代的な300系に統一されていて、恵まれた軌道線ではないかと思います。
そんな世田谷線も90年代までは、緑色の70形・80形・150形といった年代物の電車で運転されておりました。2両連結の前1両に運転手、後ろ1両に車掌が乗務するという連結2人乗りという珍しいスタイルで運転されておりました。
当時は電車に冷房もありませんでした。走行機器は1994年以降一部更新していまして、これらの新しい機器は300系に再利用されています。車両もよくなりましたが、三軒茶屋の駅は、キャロットタワーの1階に入ってほんとうにきれいになりました。
写真の302Fは2000年3月に東急車輌で完成したものです。この編成の鮮やかなブルーは、京浜東北・根岸線ユーザーの私には好ましく感じられます。