東武鉄道が主力通勤車両として、まだ8000系を増備していた1981年に、営団地下鉄有楽町線乗り入れ用の先行試作車として9000系1編成が登場しました。東武鉄道では初めてのステンレス車体の電車でした。
9000系は、東上線と有楽町線が相互直通運転を開始した1987年に6編成、1991年に1編成の量産車が製作されました。さらに1994年にはマイナーチェンジ車ともいうべき9050系2編成が登場しています。
2006年から2007年にかけて、試作車である9101Fを除いて、東京メトロ副都心線乗入れ対応工事が行われました。LED化された行先表示や50000シリーズのようなスカートなどに変化が現れています。
写真の9104Fは1987年7月にアルナ工機で完成したものです。2007年11月に森林公園検車区で、副都心線乗入れ対応工事を受けております。来年3月からは東急東横線・みなとみらい線にも入ってくるのでしょうか?