2012/11/14

東武鉄道250系(251F)

250系は1998年度に導入された200系の増備車です。200系の種車となったDRCは9編成の製造でしたので、増備に際しては純粋な新車が用意されました。1999年3月のダイヤ改正で、伊勢崎線の急行「りょうもう」号は、110km/hに最高運転速度を引き上げ特急に格上げされました。
250系の車体は普通鋼製で、1997年度に導入された200系の207F~209Fと同様の仕様となっております。座席はフリーストップ式のリクライニングシートを採用しています。250系独自の仕様としては、新製当初から連結面に乗客の転落防止用の幌を設置しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータのVFI-HT1420、主電動機は出力190kWのTM-95、補助電源装置はIGBT-SIVのINV114-B0です。台車はTRS-96M/TRS-96T、集電装置はPA-7112-A、冷房装置はRPU3002AJを装備していました。
写真の251Fは1998年3月にアルナ工機で完成したものです。2015年10月に251-5のみ東芝製のPMSMモーターとVVVFに換装し、試験を行いました。結果は500系に反映されたともいわれています。2022年6月に廃車となりました。

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