2013/09/16

広島電鉄900形〈904〉

広島電鉄900形は、もと大阪市電2600形で1969年に14両を譲り受けました。白島線や横川方面を中心にして、日中でもよく稼働しています。
大阪市電2600形は、木造車1081形などの台車やモーターなどを流用して、1957年に製造された車体更新車です。車体は当時としては最高水準の高性能車3000形に準じたもので、中央窓が大きな3枚窓、系統番窓と大きな方向幕窓を配置した均整のとれたスタイルになっています。
広島電鉄に移籍してから、再度ワンマン化され、正面中央窓にワイパーを取り付けたたため窓枠を太くなるなどの変化が見られます。また冷房改造と方向幕の自動化が行われました。
写真の904号は、1957年大阪車輌で大阪市電2630号として完成したものです。900形は現在9両が在籍しており、904号が最若番になっております。
【撮影:佐野次郎 2013.9.11 江波】