現代の鉄道車両では冷房装置はほぼ標準装備ですが、1980年代は普及途上でした。私にとって最寄りの路線である根岸線の103系も当時、両端だけが冷房車で中間の車両は冷房なしなどという編成がたくさんありました。
当時はたしかに現在ほど冷房装置は普及していませんでしたが、夏も今ほど熱くなかったように思います。朝なんか涼しかったですね。夏休みの宿題は朝のうちになどと言われたものです。
写真の1101編成は、2006年と2015年の2度にわたりリニューアル工事を受けておりますが、吊り掛け駆動はそのままです。2017年1月から江ノ電の新標準塗装になり、現行の姿となりました。
【撮影:佐野次郎 2017.4.6 腰越ー江ノ島間】