500形の車体外板には、薄板のステンレス鋼板を使用していますが、全面に塗装を施しています。ステンレスに塗装を施しているのは珍しいですね。構造的には20形を引き継いでいますが、先頭部を100mm伸ばして乗務員の視界を改善しています。
主回路は江ノ電では初めて、現代の鉄道車両では主流となっているVVVFインバータ制御を採用しました。台車・駆動装置などは300形(304+354)から流用していますが、主電動機の換装に伴う改修を行っています。
写真の501編成は、2006年3月に東急車輌で完成したものです。300形の304編成を代替するものですが、こちらは機器を再利用するため501編成の完成に先行して2005年9月に廃車となっています。
【撮影:佐野次郎 2017.4.6 七里ヶ浜ー鎌倉高校前間】