2018/10/08

東急田園都市線8500系(8614F)

東急8500系は、8000系を基本とし新玉川線・営団地下鉄半蔵門線直通を目的として導入されたもので、1975年から91年にかけて400両が製造されました。現在は田園都市線で240両(10両編成24本)、大井町線で20両(5両編成4本)が使用されています。
車体は軽量ステンレス製ですが、当時としては先進的なものでした。東急車輌が国鉄205系の導入に際して、ノウハウを公開したことで一挙にステンレス車体の採用が広がっていったものと思われます。
2003年から5000系導入によって置き換えが始まり、大井町線への転籍も行われましたが、全車の代替には至りませんでした。混雑が激しく、東武線への直通開始により運用距離も長くなった田園都市線で運用されているのはなかなか凄いことだと思います。
写真の8614Fは、写真の8614Fは1975年9月に東急車輛で完成したものです。当初は4両編成でしたが、段階的に10両編成に増強されました。1995年度に表示器をLED式に換装し、2004年8月に東武乗入れ改造とともにスカートを設置し、2006年6月から伊豆急カラーで運用に就いています。
【撮影:佐野次郎 2018.5.27 すずかけ台ーつくし野間】