2018/10/04

京浜急行新1000形(1177編成)

京急新1000形の16次車として、2016年9月から2017年2月にかけて、4両編成1本、6両編成2本、8両編成2本の合計32両が完成しました。前回の1800番台に採用された側面いっぱいのラッピングデザインが6連・8連にも取り入れられました。
車端部はクロスシートとロングシートの千鳥配置となり、クロスシート部には初めての試みとしてコンセントが装備されました。車内の情報表示装置も液晶2画面形と1画面形を交互に配置しています。また再び出入り口に化粧板が張られるようになりました。
主制御器には従来のIGBT素子に代わり、フルSiCパワーモジュールを採用し、性能の改善を図っています。反面新しいインバータ装置を採用した新1000形8連はいまのところ、都営浅草線・京成線方面の運用には入っていないようです。
写真の1177編成は、2016年12月に総合車両製作所横浜事業所で完成したものです。1177編成の就役により、2000形の2031編成が2017年2月に廃車となりました。翌年にかけて新1000形による2000形の代替が加速していきました。
【撮影:佐野次郎 2018.9.5 屏風浦駅】