2018/10/13

東京メトロ南北線9000系(9107F)

東京メトロ南北線の9000系電車のうち、1991~92年度に完成した1次車と1995年度に完成した2次車を対象に、2015年度から大規模改修と制御装置の更新が行われています。近年の新造車に準じた装備を取り入れました。
車体はラインカラーの帯をウェーブデザインに変更したことがまず目につきます。車内は車端部のクロスシートを撤去し、座席はすべてロングシートになりました。17インチの液晶画面による情報案内装置が出入口上に設けられました。
VVVFインバータ制御装置は当初のGTO素子のものから、フルSiC素子を用いた新型に更新されました。主電動機も出力225kWの誘導電動機に換装しています。主電動機の増強により6両編成で4M2Tから3M3Tに電動車比率を下げております。
写真の9107Fは、1991年8月に川崎重工で完成したものです。新製当初は4連でしたが、1992年6月に同じ川崎重工で中間車2両が完成し、6連化されました。2017年3月に大規模改修と制御装置の更新を完了しました。
【撮影:佐野次郎 2018.9.23 奥沢ー大岡山間】