2018/10/14

東京メトロ南北線9000系(9118F)

東京メトロ南北線の9000系は、1991年の駒込ー赤羽岩淵間の部分開業にあわせて登場した形式で、路線の延伸にあわせて段階的に増備が行われました。輸送力増強を目的として2009年度に増備された5次車2編成を含めて、6両編成23本が製造されました。
車体は東西線の05系などと同じく軽量アルミ製です。南北線ではワンマン運転を行うため、AI機能を持ったATO装置を備えています。ワンマン運転用の機器の装備に対応するため乗務員室が拡大されました。
制御装置は、VVVFインバータ制御で、1次車はGTO素子、2次車以降はIGBT素子を用いたものに移行しました。主電動機は出力190kWの誘導電動機で、曲線と勾配の多い南北線での使用に耐えうる出力が確保されました。
写真の9118Fは、2000年4月に日本車輌で完成したもので、目黒ー溜池山王間の延伸開業に備えて増備された4次車に相当します。9000系は1・2次車を対象にリニューアルが進んで少し外観に変化がありますが、私としてはオリジナルスタイルが好みです。
【撮影:佐野次郎 2018.9.23 奥沢ー大岡山間】

過去の記事から
東京メトロ南北線9000系(9101F)1次車
https://sanojiro.blogspot.com/2013/03/90009101.html
東京メトロ南北線9000系(9107F)1次車・リニューアル済
https://sanojiro.blogspot.com/2018/10/90009107f.html
東京メトロ南北線9000系(9112F)3次車
https://sanojiro.blogspot.com/2010/06/90009112f.html
東京メトロ南北線9000系(9122F)5次車
https://sanojiro.blogspot.com/2010/06/90009121f.html

0 件のコメント:

コメントを投稿