2020/01/18

東京モノレール2000形(2011編成)

東京モノレール2000形電車は、1997年から2002年にかけて老朽化した旧形車両(600・700・800形)の置換えおよび羽田空港第2旅客ターミナルビル駅直下への路線延長による所要車両の増加に対応するため4編成を導入したものです。
2000形は、車体の軽量化とあわせて東京モノレールでは初めてモーターを搭載しない付随車を導入し、6両編成で4M2Tとしました。また出入り口も1000形までの片引戸に換えて両開扉を採用し、スムーズな乗降をできるようにしました。
制御方式も従来のカム軸制御方式をVVVFインバータ制御方式に変更することで回生制動を取り入れ、省エネルギー化と保守の省力化をはかっています。定速度運転機能を装備することによって乗務員の負担軽減をはかりました。
写真の2011編成は、1997年3月に日立製作所で完成したものです。2017年8月に新型10000形に準じた新塗装への塗り替え、室内のリニューアルを行いました。現在では2000形の全編成が新塗装になっています。
【撮影:佐野次郎 2020.1.2 天王洲アイルー大井競馬場間】

過去の記事から
東京モノレール2000形(2021編成)