2020/03/07

寝台特急「はやぶさ」

今では「サンライズ出雲・瀬戸」が残るだけになってしまった寝台特急ですが、1980年代には、寝台急行を含めてまだまだ多くの列車が運転されていました。その中でももっとも華やかだったのが、東京を起点に九州まで走る列車たちでした。
寝台特急「はやぶさ」は、1958年10月に東京ー鹿児島間に新設されました。当初は一般形客車を使用しておりましたが、1960年7月から20系客車に変更され、東京ー西鹿児島間の運転になりました。
新幹線が博多まで開業した1975年3月のダイヤ改正で、20系から24系24形客車に変更され、さらに1976年10月にはB寝台を二段式にした24系25客車に変更されました。その際にA寝台は個室式のオロネ25形となり、食堂車は24系24形のオシ24形が残りました。
1985年3月のダイヤ改正では、東京ー下関間の牽引機関車がEF65形1000番台から、EF66形に変更されました。これは撮りに行かなくてはと思い、父のニコンを借りて新子安駅まで出かけていきましたが、日曜の午前中でものんびりと撮影することができました。
【撮影:佐野次郎 1985年 横浜ー川崎間】