2020/03/04

品川駅で見たブルートレイン

私が鉄道写真らしきものを撮り始めたのは中学生の頃でした。おそらく1984年頃だったと思います。オリンパスのPENというハーフサイズ(フィルム1コマで2枚撮影できる)のカメラを父から借りて出かけました。
その後、ニコンの一眼レフを父から借りましたが、ピント・露出も自分で合わせるという代物で、今考えるとよく撮影できたものだと思います。もちろん当時はカメラといえばマニュアルが当たり前だったのですが。
その頃の花形といえば、東京駅を起点とするブルートレインでした。SLブームは既に去り、路面電車も廃止が進み、上野口の在来線特急も東北・上越新幹線の開業によりかなり本数が減っていました。
品川駅近くに品川客車区があり、日中はブルートレインの客車が停泊していました。特急「さくら」「はやぶさ」「富士」「みずほ」「あさかぜ」「出雲」「瀬戸」、急行「銀河」が次々と東京駅を発車していたのですから、今となっては華やかなラインナップでした。
【撮影:佐野次郎 1984年頃 品川駅】