私にとって3月14日のダイヤ改正といえば、国鉄時代の1985(昭和60)年3月14日のダイヤ改正の印象が強いです。大宮が始発駅だった東北・上越新幹線が上野まで延長され、上野発着の特急・急行の再編成が行われました。
上野ー大宮間の「新幹線リレー号」に使用されていた185系200番台を活用して、新特急「なすの」「谷川」「草津」「あかぎ」が設定されました。従来の感覚では急行に位置づけられる比較的距離の短い列車でした。
写真の新特急「なすの」は上野ー宇都宮:黒磯間の運転でしたが、のちに快速「ラビット」新設の影響で乗客数も減少したため、1往復に減便されました。1995年12月のダイヤ改正で東北新幹線に「なすの」が新設されたため、「おはようとちぎ」「ホームタウンとちぎ」に改称されました。
【撮影:佐野次郎 1985年頃 上野駅】
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新幹線リレー号
185系200番台