2020/03/01

荒川線7500形(7510号)

東京都電の唯一の残存路線である荒川線は、ちょくちょくと撮影に出かけている路線であります。最初は父に連れられて、7000形や7500形が原型のツーマン車として使用されている時代でした。
次は荒川線の恒久的な存続が決定し、7000形31両の車体更新と7500形16両のワンマン化改造が行われてからだと記憶しています。そのあとは初めて私一人で撮影に出かけたと思います。カメラは父に借りたフィルムカメラでしたが。
1984年から87年にかけて7500形のうち13両について、車体更新が行われました。7000形とは異なり、車体更新と同時に冷房つきとなりました。アイボリー地に薄いグリーンとより好感の持てるデザインとなっています。
ヘッドライトの並び方だけはオリジナルの7500形の面影を残しておりました。車体更新後の7500形は、老朽化のため2008年から2011年にかけて8800形に代替されて引退しました。写真の7510号は花電車用の花100形に2010年に改造されましたが、2018年に廃車となりました。
【撮影:佐野次郎 1992.3.28 荒川車庫前】

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