2024/07/29

東京地下鉄9000系(9109F)

9000系は四ツ谷ー駒込間の南北線延長開業に備えて導入された2次車から6両編成で新製されました。あわせて駒込ー赤羽岩淵間の開業に備えて導入された1次車も中間車を増結して6両編成化されました。2次車についてもB修繕・8連化される編成が出てきています。先頭車にスカートがつき、識別帯もウエーブ状に変更になっています。
2次車から制御装置は千代田線06系・有楽町線07系の流れを汲んでIGBT素子に変更され、台車も変更されました。座席はすべて一人当たり幅450mmのロングシートで1次車にあったクロスシートはなくなりました。脇仕切のデザインを変更してアルミ製となり、窓キセもFRPからアルミ製となりました。
新製時の制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御ののMAP-198-15V58/VF-HR4820D、主電動機は出力190kWのMM-7C2、補助電源装置はIGBT-SIVのTN-AA130Cです。台車はモノリンク式ボルスタレス台車SS135B/SS035B、集電装置はPT-4315S、冷房装置はRPU11011を装備していました。
写真の9109Fは1995年12月に川崎重工で完成したもので、9000系の2次車に相当します。9409・9509の2両は2021年10月に川崎車両で完成したものです。2023年6月にB修繕を受け新製車2両を組み込み8両編成化されました。8両編成を示すステッカーは掲示していません。