50000形の車体は、アルミのダブルスキン構造で、小田急ロマンスカー伝統の展望席と連接構造を復活させました。デザインは内外ともに建築家の岡部憲明さんが手がけています。近年急激に増加している海外からの観光客にも充分アピールできるものでしょう。
主回路はVVVFインバータ制御で、車体傾斜制御、台車操舵制御など当時の最新技術を取り入れています。情報管理装置TIOSによって、ブレーキ制御の最適化や車内情報案内など高度な情報管理を実現しております。
写真の50002Fは、2005年2月に日本車輌で完成したもので50000形の第二編成に相当します。50000形の投入により、4編成が在籍していた10000形のうち2編成が置き換えられました。50000形のその後の増備はなく、60000形・70000形が登場しています。
【撮影:佐野次郎 2018.8.14 百合ヶ丘ー読売ランド前間】
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小田急電鉄10000形(10001F)