8500系に次ぐベテランが東京メトロ8000系です。当初から長期間の使用を見込んで、先進的なデザインと最新技術をふんだんに取り入れて製造された電車ですので、古色蒼然という印象はありませんが、もうすぐ40年選手となります。
8000系は窓も大きく、車内も明るい配色ですので、快適な電車といっていいと思います。電装品の新型への換装や車内情報装置の装備により、新型車両と比べてもさほどの遜色は感じられません。
写真の8110Fは、1990年11月に東急車輌で完成したもので、8000系の6次車に相当します。新製当初から、10連編成・冷房装備ですので統一感のある姿です。8両編成を維持する計画であったため空き番号だった8110がラストナンバーとなりました。
【撮影:佐野次郎 2018.7.1 すずかけ台ーつくし野間】