8590系は東横線のみなとみらい線直通に備えて、8両編成10本が在籍していた8090系に、貫通路を備えた先頭車10両を製造して8両編成5本を組成したものです。8090系は5両編成10本が組成され、大井町線に転用されました。
1997年から2003年にかけて一部編成が田園都市線で使用されましたが、2004年2月には5編成とも東横線でみなとみらい線の直通運用に就きました。2005年から東横線に5050系が投入され、2006年までに5両編成3本が大井町線、10両編成2本が田園都市線に転属しました。
写真の8695Fは、両先頭車が1989年2月に東急車輌で完成したもので、中間車は8090系から転用しました。2006年9月に8693Fから中間車2両を組み込み2度目の田園都市線転籍となり、2014年9月には先頭車にスカートを取り付けています。
【撮影:佐野次郎 2018.8.13 すずかけ台ーつくし野間】
過去の記事から
スカート取り付け前の東急田園都市線8590系(8695F)
東急大井町線8590系(8693F)
東急大井町線8090系(8081F)