2018/08/26

小田急電鉄3000形(3081F)

小田急電鉄3000形は、2001年度に登場したもので、現在334両が在籍しており、長く主力として活躍してきた2600形、4000形(先代)、5000形、5200形、9000形などを代替したものです。
社会環境の変化による輸送人員の減少傾向を背景として、コストダウンが求められたことから、日本鉄道車輌工業会による標準仕様ガイドラインを途中から取り入れています。車体が直線になっているのが、従来の小田急の車両とは異なるところでしょう。
車体は軽量ステンレス製で、車内は片持式の座席に案内表示装置と、近年の新しい電車としては標準的な内容です。主回路はVVVFインバータ制御で、小田急の電車では初めて集中式の冷房装置を装備しています。
写真の3081Fは、3665Fとして2006年4月に日本車輌で8両編成で完成したものです。中間車2両が2017年11月に川崎重工で完成し、あわせて10両編成に改造され3081Fに改番されました。
【撮影:佐野次郎 2018.8.14 百合ヶ丘ー読売ランド前間】

小田急電鉄3000形〈3251F〉
小田急電鉄3000形〈3660F〉
小田急電鉄3000形(3092F)