ひと昔前まで、あたり前のように走っていた「小田急顔」の電車たちも急速に置換えが進み、今では5000形と5200形の4連が2本ずつ残るだけになっています。4連は新宿方に連結されますので、もう下り列車の先頭に立つこともないわけです。
2008年から4000形10両編成の製造による置換えが進んでおりましたが、今年から3000形の6両編成に、中間車4両編成を増結して10両編成を組成するという形態での置換えが始まりました。
以前のように、小田原方面と藤沢方面の急行列車を、相模大野駅で分割・併合することもありませんから、運転台のない分コストが安い中間車を製造するのは合理的ですね。
写真の3092Fは、2007年1月に川崎重工で3281Fとして6連で完成しました。3000形としては、8次車に相当します。2011年2月に川崎重工で中間車4両が完成し、既存の6両も改番されて3092Fとなりました。