京成電鉄の3600形電車は、1982年から89年にかけて54両(6両編成9本)が製造された電車です。デザインは手堅くまとめられ、地味な印象を受ける電車です。
主回路は界磁チョッパ制御となり、京成電鉄の通勤型車両としては初めて回生ブレーキを装備した省エネ電車となりました。
1997年から99年にかけて編成組み替えによって8両編成6本を組成しましたが、先頭車にモーターがないため京浜急行線には乗り入れできません。なぜ京急では先頭車にモーターがなければいけないかというと、重量のあるモーター車で保安装置のセンサーをしっかり踏むためです。
写真の3648編成は、1988年1月に日本車輌で完成したものです。1997年6月に3628編成からの中間車2両を組み込んで8両編成化されました。