泉岳寺ー三崎口間を中心とする、いわゆる「A快特」の主力として使用されている2100形は「歌う電車」として知られています。
ドイツ・シーメンス社製のインバータ装置を利用しているためです。起動音が音階のように聞こえるのは何と技術者の遊び心によるものだそうです。しゃれていますね。
2100形は高速運行を毎日こなすので機器の痛みも早く、残念ながら国産のインバータ装置への換装が進んでおり、2100形の半分はもはや「歌わなく」なってしまいました。
写真の2141編成は1999年4月に東急車輌で完成したものです。この編成はいまのところオリジナルのインバータ装置を維持しておりますので、独特の音階を聞くことができます。