横浜市電1150形は1953年から55年にかけて22両が製造されました。高性能車両として知られた1500形とよく似た車体ですが、コストダウンのため手持ちの電気部品を流用しております。
ワンマンカーに改造され、横浜市電全廃まで活躍しました。横浜市磯子区にある久良岐公園には1156号が現在でも保存されています。
写真では電車であることがわかりにくいですが、既に囲いがされ解体直前の姿なのです。それでもこの種の保存車両としては長期にわたり大事に使用されたといえるでしょう。
【撮影:佐野次郎 1992.11.3】