C58形蒸気機関車は、ローカル線で旅客・貨物両方の列車を牽引できる機関車として、1938年から47年にかけて427両が製造されました。同形では秩父鉄道で活躍する363号機が有名ですね。
写真のように囲いで覆われ、保存されているというよりは、監禁されているように見えなくもない407号機です。とはいうものの、厳重に管理されているから今日まで残っているのでしょう。屋外保存は難しいですね。
写真の407号機は1946年12月汽車製造で製造され、五稜郭機関区に新製配置されました。1973年12月に函館機関区で廃車され、1974年5月から大塚台公園で保存されています。
【撮影:佐野次郎 2010.9.11】