2018/08/25

小田急電鉄4000形(4066F)

小田急電鉄4000形は、地下鉄千代田線乗り入れ用の車両で、JR東日本のE233系電車を基本に設計された10両固定編成の車両です。3000形から取り入れた標準設計を発展させ、主要な機器や回路を二重系として故障により強い車両になりました。
車体はE233系と同じく軽量ステンレス製ですが、千代田線の車両限界に支障するため、裾絞りにはなっていません。車内は、明るめの赤をベースに、落ち着いた色合いでまとめられています。案内表示の液晶モニタが出入口の上部に設置されています。
主回路はVVVFインバータ制御で、情報管理システムTIOSにより、ブレーキ制御の最適化や高度な情報管理を可能にしています。台車はE233系のDT71系列を基本としたボルスタレス式空気バネ台車を装備しています。
写真の4066Fは、2016年12月に総合車両製作所で完成したものです。2012年度以来の4000形の増備となりました。千代田線用の設備の一部を非搭載としており、当面は小田急線内で使用されます。
【撮影:佐野次郎 2018.8.14 百合ヶ丘ー読売ランド前間】

過去の記事から
小田急電鉄4000形(4058F)


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