2023/08/23

東急電鉄9020系(9021F)

東急田園都市線で30両(10両編成3本)が使用されていた2000系は、新型2020系の投入により捻出され、9020系15両(5両編成)3本に改番・組成変更されて大井町線に転用されました。大井町線には新形車両の投入計画がありますが、オリジナルの9000系の置換えが優先されるか、少数派の9020系の置換えが先行するかは現状では不明です。
車体は外観は9000系・1000系の延長線上に位置します。一見良く似ておりますが、凹凸部分の加工方法が変更されたり、分散型クーラーの配置が異なったりなどの差異があります。また現在では防犯カメラの増設やシートモケットが新形車両と同様のグリーンの色調になったりと変化が見られます。
2000系として新製された当初の制御装置はGTO-VVVFインバータのVF-HR-132、主電動機は出力170kWのTKM-92、補助電源装置はINV029-C0でした。台車はTS-1010・1011、集電装置はPT-44S-D-M、冷房装置はRPU-2214Cです。制御装置などは9020系への改造に伴い既に新形に換装されています。
写真の9021Fは、1992年3月に東急車輌で完成した2000系2101Fの先頭車2両に、2102Fから1両・1993年2月に東急車輌で完成した2103Fから2両の中間車を組み合わせたものです。2019年3月から9020系に改番され、営業運転を開始しました。

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