2023/08/21

東京都交通局5500形(5519編成)

東京都交通局5500形は浅草線で使用している5300形の更新を目的として導入されたものです。丸みを帯びた5300形に比べると鋭角的な印象を受けます。新しい中にも歌舞伎の隈取りを意識したという江戸のテイストを盛り込んでいるのが特徴でしょう。
車体は軽量ステンレス構体を採用しています。客室設備についてはユニバーサルデザインの考えを多く取り入れています。座席幅は一人当たりの幅を475mm確保しています。江戸切子をモチーフにした模様入りガラスを採用した袖仕切りも個性的です。
制御装置はSiC-VVVFインバータ制御のTINV-1B、主電動機は出力155kWのTIM-1B、補助電源装置はSIVのCDA173です。台車はT-1D/T-1E、集電装置はPT7180-A、例簿装置はTCL-1E、車両情報制御装置INTEROSを装備しています。
写真の5519編成は2020年11月に総合車両製作所で完成したものです。京浜急行線の品川ー羽田空港間では頻繁に見ることのできる電車ですが、京急蒲田から横浜よりでは乗入れ本数も少なく、それほど頻繁に走っているわけではありません。

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