2023/08/18

京浜急行電鉄600形(601編成)

京浜急行電鉄600形のトップナンバーである601編成は、補助電源装置を2023年7月に更新しました。営業運転への復帰後まもなくは自社線内のみでの運行となり、入れ替わるような形で長らく自社線内のみで使用していた1000形1001編成が浅草線方面への直通運用に入るようになりました。
600形の登場は1994年になります。既に30年を経過しているわけですから早いものです。当初は全席クロスシートで登場しました。当時は首都圏の外延化がまだ進んでおり三浦半島方面などからの長距離を利用する乗客へのサービスを意識したものだと想像しています。
主回路はGTO-VVVFインバータのRG627B-M、主電動機は出力120kWのTDK6160-A1、換装前のSIVはSVH-85-461A-Mです。台車はTH-600M・TH600T、冷房装置はCU71F-G2を装備しています。
601編成は1994年3月に東急車輌で完成しました。2007年12月にロングシート化、2009年8月に車体更新、2012年11月にトレインビジョンの設置が行われました。車体更新時にワイパーカバーを切り抜いた現行のスタイルとなっています。