E217系は横須賀線・総武快速線で使用されていた113系1000番代の後継車両として1994年から1999年にかけて745両が製作されたものです。E235系1000番代によって置換えが進んでおり、少しずつ数を減らしておりますが、まだ活躍する姿を見ることができます。
車体は軽量ステンレス製で、座席はロングシートを基本とし、一部にセミクロスシートを採用して遠距離輸送と観光輸送を考慮しました。グリーン車は朝夕ラッシュ時の座席確保を目的として二階建て構造を採用しました。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC88、主電動機は出力95kWのMT73、補助電源装置はIGBT-SIVのSC89です。台車はDT61B形/TR246系、集電装置はPS28A、冷房装置は普通車がAU720A・グリーン車がAU721を装備しています。
写真のクラY-19編成は1997年1月に川崎重工(1号車のみ1999年1月に川崎重工)で完成したものです。2012年6月に東京総合車両センターで機器更新工事を完了しました。2017年11月にホームドア対応工事を完了しています。