京浜急行1500形に1990年8月に省エネルギーや保守費用の更なる低減を目的として、制御装置にVVVFインバータ車を採用したマイナーチェンジ車が導入されました。車号は新たに1700番代が起こされています。
車体は軽量アルミ製となっており、新製当初から先頭車にスカートが設置されました。もっとも更新時に現行のものと換装されたので、厳密にはタイプの違うものでした。また1700番代の第二編成から腰掛にバケットシートが採用されました。
制御装置はGTO-VVVFインバータ制御のRG657B-M、主電動機は出力120kWのTDK6160-A、補助電源装置はGTO-SIVのSVH-85-461A-Mです。台車はTH-1500M/TH-1500Tを装備しています。また正面の行先表示は現在ではフルカラーLEDに換装されています。
写真の1707Fは1992年2月に東急車輛で完成したものです。1999年2月に3号車1921の浦賀寄り台車にレール塗油器を追設しました。現在も都営浅草線直通運転に活躍していますが、羽田空港ー逗子・葉山間のエアポート急行の運行に入る機会が増えているようです。