9000系によって、かつての主力車両6000系が置き換えられました。9000系もステンレス製の車体ですが、技術の進歩によって側面の凹凸がなくなり、すっきりとした外観になりました。
8000系まで残されていた戸袋窓は、9000系ではなくなりました。シンプルな9000系のテイストは、同時期に製造された京成3000形とも共通した印象があります。両者ともメーカーである日本車輌の特徴がよく出ているように思います。
写真の9743Fは、2008年9月に日本車輌で完成したもので、9000系の9次車に相当します。9000系の1次車~4次車までの8両編成8本はは都営新宿線乗り入れに対応していませんが、2006年の6次車から都営新宿線乗り入れに対応した10両編成になりました。
【撮影:佐野次郎 2019.9.14 代田橋ー明大前間】