2019/11/13

西武鉄道30000系(38112F)

西武鉄道の通勤電車といえば、昭和生まれの101系から301系、2000系、3000系あたりまでは、何となく統一されたイメージというか、想定内・連続性の感じられる変遷を経て、製造されたように感じています。
平成になってから、地下鉄乗り入れ用の6000系が登場してからは、非連続というか、同じ西武の電車といっても、車両個々のイメージが独自のものになってきた気がします。新しい20000系・30000系・40000系については特にそう思います。
2007年に登場した30000系は、20000系と同じ日立製作所のAtrainシリーズですが、丸みを帯びた拡幅車体やグラデーションを取り入れたカラー帯など独特の車両となりました。乗客にとって親しみやすい車両とすることも考えられていたのでしょう。
写真の38112Fは、2012年11月に日立製作所で完成したもので、30000系の6次車に相当します。30000系は現在でも製造が継続されていてもおかしくない斬新な車両ですが、座席転換機能を持ち、地下鉄乗り入れもできる40000系が増備を引き継いでいます。
【撮影:佐野次郎 2019.9.2 東長崎ー椎名町間】