9000系は1993年から97年にかけて101系の足回りに、新2000系に準じた車体を新製してできた車両ですが、2003年から08年にかけて20000系に準じた制御機器に更新しています。新2000系よりも進んだ車両になっていると思われますが、廃車は新2000系よりも進んでいます。
外観は新2000系に準じていますが、先頭車正面には車番の表示があり、電気連結器も装備していません。集電装置はシングルアーム式へ換装されましたが、行先表示は現在では珍しくなった幕式を維持しています。
写真の9106Fは、1997年8月に西武所沢車輌工場で完成したものです。2004年3月に抵抗制御からVVVFインバータ制御に更新されました。2008年2月に集電装置をシングルアーム式パンタに更新しています。2017年10月に廃車となりました。
【撮影:佐野次郎 2010.9.20 東長崎ー椎名町間】
西武鉄道9000系(9108F)
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池袋線9000系〈9105F〉
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