2019/11/06

西武鉄道10000系(10102F)

池袋と西武秩父間を結ぶ特急「ちちぶ」と池袋ー飯能間の特急「むさし」は、1969年の秩父線開業にあわせて新設された特急列車で、レッドアローの愛称で親しまれる西武鉄道のシンボル的存在といえるでしょう。
ゴツゴツしたメカ的なテイストのあった初代レッドアロー5000系に比べると、現行の10000系は丸みを帯びた優し気なデザインの車両になっています。手堅くまとまっている反面、強烈な個性のようなものはありません。
今年の3月から斬新なデザインの001系Laviewが走り始めて、旧型ということになってしまったのですが、来年の3月ごろには池袋線の特急は001系に全面的に置き換わりますから、10000系が池袋線で走る姿を記録できるのも今のうちです。
写真の10102Fは1993年11月に日立製作所で完成したもので、10000系の1次車に相当します。2004年9月にはリニューアル工事を受けて内装を一新し、集電装置もシングルアーム式に換装されました。2011年6月に新宿線から池袋線に転じています。
【撮影:佐野次郎 2019.9.2 東長崎ー椎名町間】

過去の記事から
新宿線10000系〈10101F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/05/1000010111f.html
新宿線10000系〈10102F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/09/1000010102f.html
池袋線10000系〈10103F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/04/1000010103f.html
池袋線10000系〈10107F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2011/02/1000010107f.html