2019/11/02

西武鉄道9000系(9108F)

西武鉄道9000系電車は、1993年から99年にかけて101系電車の走行機器を再利用して、新2000系に準じた車体を新製してできたものです。新しい車体の内装は、新2000系よりも新しい6000系に準じたものとなりました。
2003年から2008年にかけて経済性を考慮して、制御装置をVVVFインバータ制御に更新しました。新しい制御装置や主電動機は、当時新製されていた20000系と共通のものになりました。台車は101系から流用したものを継続して使用しています。
西武鉄道では現在40000系電車が新製されていますが、代替で廃車されているのは、2000系と9000系になっています。9000系が代替の対象になっているのは、40000系と同じ10両編成で総数が80両と少ないことも影響していると思います、
写真の9108Fは、1999年3月に西武所沢車輛工場で完成したもので、同工場最後の新製車両となりました。2008年1月に東急車輌でVVVFインバータ制御化を終えました。2013年2月にライオンズカラーを施し、2019年5月には運用を離脱したようです。
【撮影:佐野次郎 2010.10.2 保谷ー大泉学園間】