2020/02/01

211系5000番台(K109編成)

215系5000番台は、JR東海が名古屋・静岡都市圏で使用されていた113系などの老朽車両の置換えのため、1988年から91年にかけて242両が製造されたものです。JR東海では8両だけ在籍している0番台から仕様変更を行っています。
基本編成は4両または3両とし、室内はオールロングシートとなりました。運転室の車掌側の窓が、JR西日本の213系と同様に大型化されています。冷房装置は1両にインバータクーラー2台を搭載する形となり、0番台の集中型よりも室内騒音を低減しました。
15両の長大編成で走る東海道線東京口の211系0番台・2000番台とはすこし雰囲気の違った211系となりました。JR東海では長らく主力として活躍してきましたが、後継となる315系に役割を引き継ぐことでしょう。
写真のK109編成は、1988年12月に川崎重工で完成し、神領電車区に新製配置されたものです。現在では、車端幌取付やパンタグラフのシングルアーム化によって若干外観に変化が見られます。
【撮影:佐野次郎 1992.10.9 豊橋駅】

過去の記事から
211系〈チタN24編成〉
宇都宮・高崎線211系〈タカC15編成〉
211系3000番台〈マリC504編成〉

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