2010/09/26

211系1000番代(タカC15編成)

 宇都宮・高崎線用として、高崎車両センターに211系電車295両が配置されておりますが、同じ211系でも東海道線用とは一味異なります。
 東海道線用では基本編成が10連、付属編成が5連となっていましたが、宇都宮・高崎線用では将来の転用に伴う短編成化を考慮してか、すべて5連単位で製作されました。そのためモーター付き車両は運転台付きのクモハと中間車のモハでユニットを組む構成となっています。
 115系の代替として製造されたため、当初はグリーン車も連結していませんでした。また東海道線用にはない、ドアの半自動スイッチが設置されています。現在のE231系では、宇都宮・高崎線用と東海道線用には仕様の差異はほとんどないのですが、国鉄からJRへの移行前後に登場した211系の時代には差異がありました。
 写真のタカC15編成は、2006年8月に旧A47編成とA15編成に東海道線から転用したグリーン車を組み合わせたものです。グリーン車に置き換えられたサハ2両は廃車となっています。