京成3700形は1991年から2002年の長期間に渡って製造を継続した電車ですので、途中でマイナーチェンジを行っています。
2000年度に導入された6次車からは、前照灯が腰部から上部にあがったため、正面の顔つきが変化しています。また車内についても、座席の袖仕切りが大型化されたり、一人当たりの区分が明確になったりといった変化があります。
走行機器については、補助電源装置がIGBT素子を採用した静止型インバータになったり、台車が軽量化形のFS-547A/FS-047Aになったりという変化があります。またパンタグラフもシングルアーム式となっています。その他空調装置も改良されました。
写真の3858編成は2001年8月に日本車輛で完成したもので、3700形の8次車に相当します。京急線の羽田空港乗入れ列車の増強を目的として導入された編成です。