荒川線の7000形電車は、1978年のワンマン運転開始とともに車体を新しくしましたが、冷房装置はありませんでした。1985年以降に冷房改造を行うとともに、現在のグリーンの帯を巻いた塗装に塗り替えています。
7000形の更新車体で特筆すべき点は、車内に段差がないことです。このために小さい車体の空間を有効に利用できています。ちなみに最近のバスはノンステップ式が主流となっていますが、座席に段差があったり不自然なレイアウトにならざるを得ませんね。
電気部品は再利用しているので、走行音は昔ながらの都電そのままです。賑やかであり、温かみのある走行音です。
7000形は31両が車体更新されましたが、いままでに9両が廃車となっています。そのうち4両は豊橋鉄道市内線に譲渡され、3500形として走っています。