西武鉄道20000系電車は101系電車の置換えを目的として1999年から製造されたものです。1969年の101系の登場から30年を経て、21世紀の電車が西武にも登場したというわけです。
車体はアルミ製となりダブルスキン構造を採用しています。これは新幹線の700系やN700系などと同じ構造で、外板と骨組みを一体化することにより剛性が向上し、静音性が向上するものです。室内は座席の幅を一人あたり460mmに広げたり、バリアフリーへの対応を進めたりしていますが、さすがに戸袋窓はなくなってしまいました。
主回路をIGBT素子を採用したVVVFインバーター制御となっています。また保守の効率化を目的としてモニタ装置の充実を図っています。
写真の20104Fは、2003年1月に日立製作所で完成したものです。10両固定編成で、新製以来新宿線で使用されています。