荒川線では老朽化した7500形電車の取替用として、2009年から8800形電車を投入しています。いかにも21世紀の電車だなと思えるような外観の電車です。
車体は8500形同様の普通鋼製ですが、前面はFRP製になって3次元曲面ガラスを用いています。また側窓周りを黒く塗装して、シャープな感じを出しています。ローズピンクとアイボリーの塗り分けというデザインは今までの荒川線になかったものですが、一般投票で決定したものです。
走行機器については2007年に登場したレトロ電車9000形に準拠しています。主回路はIGBT素子を用いたVVVFインバーター制御を採用しています。車内の案内表示は15インチの液晶画面となっています。
写真の8801号車は2009年3月にアルナ車両で完成したものです。8800形は現在5両が活躍していますが、最終的に10両が揃う計画となっています。