現在荒川線では8800形電車の増備が進められていますが、1990年代前半にも都市再生のシンボル的な意味合いで8500形電車が投入されました。荒川線としてははじめての新造車でもあります。
車体は普通鋼製で、窓をできるだけ大きくして明るい感じを出しています。また車体の寸法ですが、在来車より少しだけ長くなっています。その他車内案内情報装置も設置されました。
主回路はVVVFインバーター制御を採用し、駆動方式は平行カルダン方式としています。またブレーキ装置は電気ブレーキと空気ブレーキを併用しています。
写真の8503号車は、1992年4月にアルナ工機で完成したものです。8500形の製造は5両で完了しました。