2010/09/04

京浜急行電鉄1000形(1433編成)

京浜急行1000形のうち、2005年から2006年にかけて完成した8両編成4本・4両編成8本の計64両は降雨時の加速性能を維持し乗り心地を向上する目的で、8両編成は6M2T・4両編成は3M1Tと電動車比率を高めました。これらは新1000形の3・4次車に相当します。
車内は火災対策基準の強化に伴い貫通仕切扉を増設し、アルミ合金製の部材を増やしました。また車端部のクロスシートは補助いすが座席と一体化した国産品に変更されています。行先・種別表示器については新製当初からLED方式が採用されました。
シーメンス製VVVF制御装置の素子はIGBTに変更されました。そのため発車時のメロディーはありません。従来のGTO方式は、機器の小型軽量化に限界があったため、IGBT素子を採用した装置が代わって主流となっていきました。
写真の1433編成は2005年8月に川崎重工で完成したものです。4両編成は、快特・特急の増結用の他、4両単独での普通運用、また羽田空港~新逗子間のエアポート急行では2編成で8両を組成しています。