2010/09/16

西武鉄道3000系(3013F)

 西武鉄道では、長らく片側3か所に出入口を設けた電車を製造してきました。国鉄をはじめとして片側4か所に出入口があるのが一般的であったなかで何故1つ少ないかというと、池袋線の乗客は一度乗車すると終点の池袋まで乗りとおすのがほとんどだったからだそうです。
 現在では東京メトロ有楽町線・副都心線との相互乗り入れも定着し、ある程度利用客の分散が図られているせいか、一般的な片側4か所に出入り口がある電車が主力となっています。
 1983年に登場した3000系がどうやら西武鉄道では最後の3扉車ということになりそうです。新101系・301系を基本としながら、2000系と同じく界磁チョッパ制御を採用し、省エネ電車となっています。前面の顔立ちや側窓の配置も変更されています。
 写真の3013Fは1985年12月に西武所沢車輛工場で製造されたものです。新製時には先頭車のスカートもなく、窓周りはベージュに塗装されていました。