東急田園都市線の主力として、長年にわたって活躍を続けている8500系ですが、大井町線にも20両(5両編成4本)が活躍しています。
もともとは5両編成を2本つなげた10両編成として、新玉川線・田園都市線で使用されていましたが、2003年から大井町線の8000系を置き換えるために転属してきたものです。
5両編成だったのはもともと、大井町線との共通予備車だったからというわけです。田園都市線と大井町線は同じく長津田検車区を車両基地としており、田園都市線を大井町線用の電車が入出庫のために回送されるのを見ることができますね。
写真の8641Fは1986年12月に東急車輛で完成し、長津田検車区に新製配置されました。編成すべてが軽量構体車です。大井町線用の8500系は、田園都市線用とは異なり、パンタグラフがシングルアーム式に換装されています。