2011/12/03

東京急行電鉄300系(301F)

東急世田谷線は、東急では唯一の軌道線で、1925年に玉川電気鉄道によって開業したものです。玉川線の一部でしたが、1969年に新玉川線建設工事のために渋谷ー二子玉川園間が廃止されたため、独立して世田谷線となりました。
世田谷線は全線専用軌道で、閑静な住宅街を縫って走ります。かつては古い電車が2両連結で走っておりましたが、1996年に三軒茶屋駅を、再開発ビル「キャロットタワー」に移設、2001年に全車両を現行の300系に置き換えて近代化されました。
現在では、PASMOやSUICAでも乗車可能ですので、より利用しやすくなったという印象があります。90年代でも旧式の緑色の電車が走っていた世田谷線とは様変わりです。また現在の田園都市線の混雑からは玉川線が走っていた当時を想像することは難しいですね。
写真の301Fは1999年7月に東急車輌で完成したものです。当初は旧形車と併用されたため、乗降扉にステップを装備していましたが、2001年にホームのかさ上げが完了したため撤去しています。現在は玉電リバイバルカラーで営業運転に就いています。

2 件のコメント:

  1. 新玉川線が田園都市線となり、玉川線の名前は、JR渋谷駅の玉川改札に残るのみとなりましたね。

    世田谷線には『せたまるカード』というICカードがあった気がします。SUICAが東京近郊の主要路線でサービスを始めた頃でした。世田谷線専用カードだったので、PASUMO導入でなくなってしまったでしょうか。

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  2. irifujiさん、コメントありがとうございます。

    「せたまるカード」は2002年に導入されたものですね。私はSuicaを利用するもので、あまり気にしていなかったのですが、東急電鉄のホームページを見ると、「せたまる定期券」「せたまる回数券」の記載があり、Pasmoと併用されているようですね。

    またICカードの普及は、LRTの普及にも追い風になると思うのですが、財政難や需要の少なさから、富山のあとは新線の敷設までにはなかなか進まないのが残念です。

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