JR根岸線新杉田駅と京浜急行線金沢八景駅間を結ぶ「金沢シーサイドライン」では、1989年の開業以来使用している1000形電車が更新の時期を迎えたため、代替として新型2000形電車の投入を2011年に開始しました。
2000形では車体がステンレス製となり、車体の腰回りを拡大したワイドボディーを採用して、客室面積の拡大を図っています。1000形ではすべてロングシートでしたが、2000形ではクロスシートも採用しています。確かに乗車してみて1000形より広くなったような感じがしました。
2000形の主回路にVVVFインバータ制御を採用しております。こうしたところは電車そのものですが、車輪の代わりにゴムタイヤを採用し、通常は運転士も車掌も乗務しない無人運転です。「ゆりかもめ」と同じシステムですが、正直不思議な感じがします。
写真の2311編成は2011年2月に東急車輌で完成したもので、2000形の第一編成に相当します。2015年度中には全車両が2000形に置き換わる予定です。車両も新しくなり、金沢八景駅も京急線寄りに移設される工事も始まり「金沢シーサイドライン」も新しい時代を迎えつつありますね。