2013/04/26

広島電鉄750形〈769〉

広島電鉄750形は、大阪市電時代の3形式を1つの形式にまとめたので、3つのグループに分けることができます。751~759.765は、1929年製の旧1601形で、一段下降窓の車体が特徴でした。同形車が連節車2500形2511~2514号に改造されましたが、これらは既に廃車されております。
761~764は、1940年に撤水車の走行機器を利用して製造された旧1651形で、760.766~772は、1950年に製造された旧1801形で、大阪市電形と呼ばれるコイルバネ式の台車を装備しています。この2グループは、車体が2段窓になっております。
大阪時代に3扉を前中2扉に改造し、広島に転入してから、ワンマン化、前照灯を腰部から上部に移動、行先表示の大型化、冷房装置の追加装備などの改造を施しております。以前は、正面の車番周りに黄色の警戒塗装を施しておりました。
写真の769は、1950年6月に大阪市電1828号として富士車輌で完成したものです。塗装は大阪時代を基本としているようですが、大阪時代のほうが赤みが強いように感じますがどうでしょう?1000形車両の投入計画もあり、今後の動向が注目されるところです。
【撮影:佐野次郎 2013.4.23 八丁堀ー胡町間】

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